今年も、へなちょこモードでエンジン全開!

TOKYO BOOK FAIR #4
Here & now
今、ここで


12月3日(木)/夜7:00から、前夜祭のみ
12月4日(金)/14:0022:00ぐらいまで
12月5日(土)/14:0022:00ぐらいまで


場所:カフェ・ラバンデリア
東京都新宿区新宿2-12-9広洋舎ビル1F
tel:03-3341-4845
cafelavanderia@gmail.com


*入場料はフリーですが、会場がカフェなので、
ドリンクの注文をお願い致します。
夜のイヴェントには、オリーブの炊き込みごはんや
パスタなどの軽食をご用意します。


【東京ブックフェアとは?】
Tokyo Book Fairは、普段書店では流通していない
D.I.Y.のジンやスモールプレスから出版された本が中心のブックフェア。
今ここからの声を発信するためのポエトリーリーディングも開催します。
また、4日、5日の午後は、Tシャツやバッジを作るDIYイヴェント
なんでも作ろうデー」もやっています。
機材などをご使用された方は、材料費などのカンパをいただけたら助かります。



photo by Eiichi Imai


またジン、ポエトリーリーディング、DIYとの繋がりが深い
ビート・ジェネレーションに関するイヴェントも同時開催します。


【東京ブックフェアとビートとの繋がりについて】
詩人の諏訪優は、著書『ビート・ジェネレーション』で、
「ビート作家を生んだのは全米に点在するリトルマガジン(小文芸誌)
などの地下文学で、彼らの関心がより深く人間性の根源に向けられたときに、
その心に表現を与えたのが詩だった」と語っています。
ぜひこのイヴェントで、今、最もパーソナルで地下文学的存在の「ジン」と出会い、
ポエトリーリーディングを通して詩人の心に触れて下さい。
そして参加されたみなさんが、自分自身の声を発信する
「ジン」のようなメディアを始めてもらえたら最高。
これこそが私たちのビート!


TOKYO BOOK FAIR(宣言みたいなこと)】
東京は日本の中心だとか、青山がファッションの中心だとかを聞くと、
へそ曲がりにしたら、ちょっとカチンと来ます。
だって、私たちが立っている今、ここが、自分にとっての中心だから。
面白いことに私たちが動けば中心も一緒に動く。
ということは、中心はいつもオン・ザ・ ロード! 
中心だって定位置じゃないんだ。
でも、ひとつだけ移動しない本物の中心がある。
それは自分のおへそ。
この世に生まれる前私たちは、へその緒が今と未来の世界を繋げていた。
やっぱりおへそが世界の中心なのかも。
そんな衝撃の事実をこっそり胸にしまって、
本を読んだり、Tシャツやバッジを作ったりするのが
大好きなみんなとウキウキ羽を延ばす。
そんなブックフェアにしたいです。
だって、中央集権的なイヴェントなんてもう沢山だから。
おかしな社会にプロテスト!


【スケジュール】
12月3日
夜7時頃から前夜祭イヴェント


1.voices for defiance(反逆の声)
個人を型にはめて、個人の声を消してしまう、見せかけだけの豊かな社会から、
ありのままの自分でいられる心地よい社会へ向けて、
反逆への第一歩踏み出した仲間たちの、今ここからの声を聞こう。
出演者は当日のお楽しみ!


2. travel with beat spirits
ジャック・ケルアックにとって一時、世界の中心だったニューヨーク。
ケルアックをはじめビート作家たちにまつわるニューヨークの様々な場所を
映像とともに旅して、彼らがその場に込めた思いに触れてみよう。
ナビゲーター:今井栄一(フリーランス・ライター、フォトグラファー、ジャーナリスト)*プロフィールは別記参照


12月5日(土)夜7時頃から
ポエトリー・リーディング&トークイヴェント
 
オリジナル・ビート3名、ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグ、
ウイリアム・バローズを引き合わせたケルアックの最初のパートナー、
イーディ・ケルアック=パーカーの回想記、
You’ll Be Okayの日本版出版プレイヴェント。
日本でビートの魂を受け継いだ詩人たちのポエトリー・リーディングと
ニューヨークからのスペシャルゲスト、この本の編集者の
ティモシー・モランの、ビートに関するトークショーを開催します。


【ビートの意味は?】
「ビート」は「打ちのめされた」、「ビートをきざむ」、「ビアティフィック、
(至福)」などを意味すると言われていますが、詩人のヤリタミサコが語る「サイテー」と発音される「最高!」というビートの捉え方が最もビート的だと思いこのタイトルにしました。


You’ll be Okayってどういう意味?】
本のタイトルになった『You’ll be Okay』はジャックからイーディへの最後のメッセージ。イーディのみならず私たちにも、
「ありのままの自分でいることが、これからの人生で何かを変える力になる」
ということを伝えたかったのではないでしょうか。


(出演者)
ティモシー・モラン(『You’ll be Okays』原書の編集、写真家)
ヤリタミサコ(詩人、ビート研究者)
佐藤わこ(詩人)
今井栄一((フリーランス・ライター、フォトグラファー、ジャーナリスト)
その他、パリからのスペシャルゲストも!


(出演者プロフィール)
Timothy Moran (ティモシー・モラン)
ビート作家ジャック・ケルアックの最初のパートナー、
フランキー・イーディ・ケルアック・パーカー(1994年死去)の意志を引き継ぎ
彼女の手記『You’ll Be Okay』を編集する。
生前イーディが大学で行なった講義のアシスタントを務め、
イーディとヘンリー・クリュ両氏の遺産管理者でもある。


佐藤わこ
ポエトリー・リーディングを中心に活動する詩人。左鳥話子という名前も持つ。
1995年よりポエトリー・リーディングを始める。
アメリカン・ブック・ジャム東京オフィスの佐藤由美子(現トランジスター・プレス代表)を中心とした東京ポエトリーシーンが生まれる瞬間を体験。
ポエトリー・リーディングのイベント、出版等を制作企画するインディーズ・レーベル
「プリシラ・レーベル」を詩人カワグチタケシと共に立ち上げ、多くのイベントに参加。
著書
『ゴスペル』トランジスター・プレス


ヤリタミサコ
詩人、フェミニスト。3歳からオトナだったので、子ども時代がない。
北海道は夕張炭田のはずれで育つ。芥川龍之介は遠い遠い親戚。
大学ではアメリカの詩を、高島誠、新倉俊一、藤富保男らに教わり、
その後、社会学(女性学)で修士をとった。
ポエトリーリーディングし続けている。
E.E. カミングズとアレン・ギンズバーグの翻訳を発表している。
著書:「ビートとアートのエトセトラ ギンズバーグ、北園克衛、カミングズの詩を感覚する」、「詩を呼吸する」(水声社)
訳書:「E.E.カミングズ詩集」(共訳、思潮社)
今井栄一
「旅、人、音楽、スポーツ、文学、
国境」などをテーマに世界中を旅し、多誌に寄稿・執筆、撮影。
主な著書『雨と虹と、旅々ハワイ』、『ビート・ジェネレーション/ジャック・ケルアックと旅するニューヨーク』(翻訳)等